気楽に検査を受けられるようになった胃カメラ検査の広報活動

日本人の死亡原因の1位に何年も前からがんが躍り出ていて、男性の場合は胃がんと大腸がんの発症率が高いのだということを現役時代に私の勤める企業の産業医から聞かされていました。現役時代は業界の規制緩和が始まりだして経営環境が厳しさを増してきた頃、中間管理職として長時間残業で午前様の帰宅やストレスのかかる仕事環境に取り囲まれていました。周囲には何人かの同僚が様々な病に倒れて若死にする人や長期休暇する人が時折り出ていました。子供の教育費がかかる最中でもあったので、家族を路頭に迷わすわけにはいかないと固く心に誓っていた時期ですから休日には自宅周辺の友人たちと硬式テニスを欠かさずに健康については気をつけていましたが、社内の同僚だけでなく業務上の付き合いで業界団体や同業他社の人たちと情報交換を理由にして会食や懇親ゴルフコンペ等をする機会が多々あったので、胃が時々悲鳴を上げていたかも知れないと思うほどでした。そこで、会社の定期健康診断で昔から毎年バリウムを飲んで胃のエックス線検査を受けて特に異常があったわけではないものの年齢が高くなるに従い、胃の壁に皺が寄っていて、エックス線検査だけでは異常の有無を十分に確認できるわけでないと診断医からアドバイスを受けたので、40歳過ぎから胃カメラを飲む検査に切り替えることにしました。

しかしながら、同僚の一人が胃カメラを飲むときに緊張のあまり喉が閉まる状態になってしまい、睡眠薬を飲んで眠る状態で検査を受けたことを聞いていたのです。私の場合、最初の検査の時には喉の麻酔剤を飲まされて、胃カメラの先端部分の大きさを目にしたためドキッとして緊張しましたが、およそ15分ほど目をつぶって我慢をして無事に済みました。2回目以降は同じ診療機関での検査だったこともあり検査工程が分かるようになっていたので、胃カメラが胃の内部を写しながら奥の方へ進んでいく様子まで目を開けて見ることができて、気を楽にして胃カメラの検査を受けられるようになりました。

2回目の検査の時には胃カメラの検査中に胃壁の組織の一部を採取した時も全然気付かなかったほどでした。その後も医療機器の技術進歩が目覚ましくてカメラサイズの小型化や測定技術の向上あるいは喉を通さずに抵抗の少ない鼻孔からの挿入方式が普及してきたおかげで胃カメラ検査が大分気楽にできる検査になっているので、がんの早期発見に貢献できる方法を企業で働く中高年者には強くアピールしても良いのではないでしょうか。